なります。雨や汗で体が濡れた状態で、稜線の強い風に当たると、真夏でも体温が奪われ、低体温症になることがあります。初めは体の震えから始まり、進むと動きがにぶくなり、話がおかしくなり、震えが止まって意識が低下していきます。予防には、濡れる前に雨具を着る、防寒着を持つ、こまめに食べることが大切で、震えが出たら濡れた服を乾いた服に替え、温かい飲み物と暖かい場所で体を温めます。
低体温症が起きる仕組み
症状の進み方の目安
| 段階 | 主な様子 |
|---|---|
| 初期 | 体が震える、手先が動かしにくい、寒さを強く訴える |
| 中期 | 震えが激しい、ろれつが回らない、つまずく、無口になる |
| 重い状態 | 震えが止まる、意識がもうろう、動けない |
「震えが止まった」のは回復ではなく、悪化のサインのことがあるので注意します。
応急処置
- 風と雨を避けられる場所(山小屋、岩陰、ツェルトの中)へ移す
- 濡れた服を、乾いた服に着替えさせる
- 防寒着、エマージェンシーシート、寝袋で体を包む(エマージェンシーシートやツェルトは必要?)
- 震えのある段階なら、温かい飲み物や甘い物を与える
- 意識がおかしい、震えが止まったなどのときは、すぐに救助を求める(山で救助を呼ぶには?110番と119番どっち?)
予防のポイント
- 雨が降りだしたら、濡れる前に雨具を着る(登山の雨具はどう選ぶ?ポンチョや傘ではダメ?)
- 綿の服を避け、汗冷えしない服を着る(登山の肌着(ベースレイヤー)はどう選ぶ?化繊とウールの違いは?)
- 防寒着を夏でも持つ(登山の防寒着はフリース・化繊綿・ダウンのどれがいい?)
- 行動食をこまめに食べ、体の熱をつくる(行動食は何を持っていけばいい?)
- 風雨の強い日は、稜線歩きのコースを避ける
出典・参考:国立登山研修所「安全登山カード」(2026年11月時点で確認)