ビバークは、予定外に山の中で夜を明かすことです。日没で道が見えない、道に迷って現在地がわからない、ケガで動けないときは、暗い中を無理に歩くより、安全な場所で朝を待つほうが安全な場合があります。大切なのは、風を避け、地面からの冷えを断ち、乾いた服とシートで体温を守ることです。
ビバークを決めるタイミング
- 日没が近く、明るいうちに安全な場所へ着けない
- 道がわからず、暗い中で動くと危険
- ケガや疲労で、歩くのが危ない
- 天気が荒れ、動くとかえって危険
暗くなりきる前に判断すると、場所選びや準備に余裕ができます。
場所の選び方
- 風の当たらない、大きな木や岩の陰
- 落石や雪崩の危険がない所
- 沢のそば(増水のおそれ)やがけの縁を避ける
- 平らで、寝転んでも滑り落ちない所
体温を守る工夫
- 濡れた服は、乾いた服に着替える(着替えがなければ雨具を重ねる)
- ザック、マット、枝などを敷いて、地面からの冷えを防ぐ
- エマージェンシーシートやツェルトで体を包む(エマージェンシーシートやツェルトは必要?)
- 帽子、手袋、首回りを覆う
- 仲間と身を寄せ合う
待つ間の過ごし方
- 行動食と水を少しずつとり、体の熱をつくる
- スマホは電池を節約し、決めた時間だけ電源を入れる
- 朝になって明るくなってから、現在地を確かめて動く
日帰りの装備にも、エマージェンシーシート、ヘッドランプ、防寒着、予備の行動食を入れておくことが、もしものビバークで命を守ります(日帰り登山の持ち物チェックリストは?)。