夏の標高の低い山や、風の通らない樹林帯は蒸し暑く、熱中症になりやすい場所です。予防には、のどが渇く前から水分と塩分をこまめにとる、通気性のよい服と帽子、こまめな休憩、涼しい時間帯に歩くことが大切です。めまいや吐き気など熱中症が疑われるときは、涼しい日陰で休ませ、服をゆるめ、体を冷やし、水分と塩分を補給します。
熱中症になりやすい条件
環境省の熱中症予防情報サイトでは、暑さ指数(WBGT)の予測を見られます。登山口の地域の暑さ指数が高い日は、計画を見直しましょう。
予防のポイント
- 出発前に水分をとる(国立登山研修所の資料では入山前に500mlの水分をとるよう勧めています)
- 水だけでなく、塩分もとる(スポーツドリンク、塩分タブレットなど)
- 必要な水の量を計算して持つ(登山に持っていく水の量は?計算方法は?)
- 帽子をかぶり、通気性のよい服を着る
- 早朝に歩き始め、暑い時間の登りを避ける
熱中症の症状
- めまい、立ちくらみ、顔のほてり
- 筋肉のけいれん(足がつる)
- 頭痛、吐き気、だるさ
- 汗が止まらない、または汗が出なくなる
- 意識がぼんやりする(重症)
なったときの応急処置
- 日陰など涼しい場所に移す
- 服をゆるめ、寝かせる
- 露出した手足に水をかけ、あおいで体を冷やす
- 水分と塩分をとらせる(自分で飲めるとき)
- 意識がおかしい、自分で飲めないときは、すぐに救助を求める
出典・参考:国立登山研修所「安全登山カード」、環境省「熱中症予防情報サイト」(2026年11月時点で確認)