Q.148体力・からだ・ケガ

登山はダイエットになる?消費カロリーはどれくらい?

公開日  運営:登山の疑問100運営事務局

登山は長い時間、坂道を歩くため、消費するエネルギーが大きい運動です。目安は、コースタイム・距離・標高差から求める「ルート定数」に、体重と荷物の重さを掛けた値(kcal)で計算できます。たとえば、ルート定数が30のコースを、体重60kg+荷物6kgの人が歩くと、約2,000kcalの計算になります。ただし、ダイエットのために山で食べないのはシャリバテや事故のもとです。

ルート定数での計算

ルート定数=コースタイム(時間)×1.8+ルート全長(km)×0.3+累積登り標高差(km)×10.0+累積下り標高差(km)×0.6

消費エネルギー(kcal)の目安=ルート定数×(体重+荷物の重さ)(kg)

コース別の消費エネルギーの計算例(体重60kg+荷物6kg) 低山3時間 1,100kcal 日帰り5時間 1,800kcal 日帰り7時間 2,700kcal
コース別の消費エネルギーの計算例(体重60kg+荷物6kg)

※ルート定数は例として、低山3時間=約17、5時間=約27、7時間=約41で計算した目安です。

計算例

コースタイム5時間、全長10km、累積の登り800m(0.8km)・下り800m(0.8km)のコースの場合:

5×1.8+10×0.3+0.8×10.0+0.8×0.6=9+3+8+0.48=約20.5

体重60kg+荷物6kgなら、20.5×66=約1,350kcal

ダイエットに活かすときの注意

  • 山では、消費したエネルギーをこまめに補給することが大切(「シャリバテ」とは?エネルギー切れを防ぐには?)
  • 山で食べないと、疲れ、集中力の低下、転倒につながる
  • ダイエットは、下山後の食事の内容と量で調整する
  • 定期的に山に行くことで、体力づくりと健康づくりにつながる

行動食の量の目安

消費エネルギーを全部山で補う必要はありませんが、行動中にある程度を補給すると、最後まで元気に歩けます。くわしくは登山中に食べるべき量(カロリー)はどれくらい?で紹介しています。

当サイトの消費エネルギーと水分量の計算ツールでは、コースタイムや標高差を入れるだけで、消費エネルギーと必要な水分量の目安を計算できます。

出典・参考:山梨県「山梨 山のグレーディング」、国立登山研修所 安全登山セミナー資料「登山の運動生理学」(2026年11月時点で確認)

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