どちらも、予定外に山の中で夜を明かす(ビバーク)ときや、ケガをして動けないときに体温を守るための装備です。エマージェンシーシートは軽くて小さく、日帰りでも必ず持ちたい物です。ツェルトは風雨をしのげる簡易テントで、長いコースや縦走、冬山では持つ人が多い装備です。
2つの違い
| 装備 | 役割 | 重さ・大きさの目安 |
|---|---|---|
| エマージェンシーシート | 体を包んで保温。風を防ぐ | 手のひらサイズで軽い |
| ツェルト | 風雨をしのぐ簡易テント。中で座って休める | 数百グラム程度 |
日帰りでも持つ理由
日帰りの予定でも、道迷いやケガで下山できなくなることがあります。山の夜は夏でも冷え込み、雨や風があると体温が急に奪われ、低体温症の危険があります(低体温症は夏の山でもなる?症状と対処は?)。小さなシート1枚が、命を守ることがあります。
使い方のコツ
- 風の当たらない場所を探し、地面からの冷えを防ぐためザックやマットの上に座る
- シートで体を包み、頭や首も覆う
- ツェルトはかぶるだけでも使える(張らなくても風雨を防げる)
- 仲間と身を寄せ合うと保温効果が上がる
練習しておく
ツェルトは、木やストックを使って張る方法がいくつかあります。いざというときに慌てないよう、近くの公園やキャンプ場で一度張ってみましょう。
エマージェンシーシートは折り目が固く、山で広げるのに意外と手間取ります。一度家で開いてみて、使える状態か確かめておくと安心です。