滑落は、2025年の遭難者の17.3%を占め、命に関わる事故につながりやすい原因です。岩場、鎖場、ガレ場、雪渓、やせ尾根、濡れた道で起きやすく、疲れて足元が雑になる下りや、急いでいるときに多くなります。三点支持などの基本を守り、疲れたら休み、怖い所や濡れた岩場では無理をしないことが一番の予防です。
滑落が起きやすい場所と状況
防ぐための歩き方
- 岩場は三点支持で、一つずつ確かめて動く(「三点支持」とは?どうやって練習する?)
- 下りは膝を曲げ、小股でゆっくり(下りで膝が痛くならない歩き方は?転ばないコツは?)
- 雪の残る所では、軽アイゼンやチェーンスパイクをつける(雪渓はどう歩く?夏でもアイゼンは必要?)
- 写真を撮るときに、がけの縁に近づかない
疲れと焦りに注意
- 時間が遅れて焦ると、足元の確認がおろそかになる
- 疲れて足が上がらないと、つまずきやすい
- 行動食をとらずにいると、集中力が落ちる(「シャリバテ」とは?エネルギー切れを防ぐには?)
ヘルメットの効果
岩場の多い山では、転倒や滑落のときに頭を守るため、ヘルメットの着用が推奨されている所があります。
判断で防ぐ
- 雨や強風の日は、岩場や鎖場のあるコースを避ける
- 自分の技術を超える難所の手前で引き返す(引き返す判断の基準は?どこで決める?)
出典・参考:警察庁「令和7年における山岳遭難の概況等」(スポーツ庁 山岳遭難対策関係資料に収録)(2026年11月時点で確認)