夏でも雪渓を歩くコースでは、軽アイゼン(4〜6本爪など)を持っていくのが一般的です。雪渓は表面が固く滑りやすく、転ぶと止まらずに滑り落ちることがあります。歩くときは、靴のつま先やかかとで雪を蹴り込んで足場をつくり、小股で歩きます。雪渓の上は落石が音もなく転がってくることがあり、長くとどまらないことも大切です。
雪渓で気をつけること
歩き方の基本
- 雪渓に入る前に軽アイゼンをつける
- 登りは、つま先を雪に蹴り込んで足場をつくる(キックステップ)
- 下りは、かかとから雪に踏み込むように歩く
- ストックは雪にしっかり刺して体を支える
- 赤いベンガラ(目印の線)や旗に沿って歩く
落石と踏み抜きに注意
- 雪渓の上では石が音もなく転がってくる。上をときどき見る
- 休憩は雪渓を出てから
- 雪渓の端や、雪が薄くなった所は、下が空洞になって踏み抜くことがある
- 雪の下から水の流れる音がする所は避ける
霧のときは
雪渓の上で霧が出ると、方向がわからなくなります。目印の線や旗を見失わないよう、間隔を詰めて歩き、地図アプリで現在地を確かめます。
白馬大雪渓など、雪渓を登る人気のコースでは、山小屋やガイドブックで軽アイゼンの携行が勧められています。雪の量は年や時期で大きく変わるので、最新の情報を確かめましょう(山の最新情報(残雪・登山道・山小屋)はどう調べる?)。