Q.126安全・遭難対策

山でケガをしたときの応急手当の基本は?

公開日  運営:登山の疑問100運営事務局

山では救助が来るまで時間がかかるため、応急手当の基本を知っておくことが大切です。出血は清潔な布で傷口を直接押さえる(直接圧迫止血)、捻挫は冷やして固定、骨折が疑われるときは動かさないように固定します。意識がなく普段どおりの呼吸がないときは、救助を呼び、胸骨圧迫(心臓マッサージ)を続けます。

ケガ別の応急手当

ケガ手当の基本
出血ハンカチやガーゼを当てて直接強く押さえる。血に直接触れないよう手袋やビニールを使う
捻挫できるだけ冷やし、テーピングや三角巾・タオルで固定する
骨折の疑い痛む所を動かさないよう、ストックやマットを添え木にして固定
やけどすぐに水で冷やす
切り傷・すり傷水で洗い、清潔なガーゼや絆創膏で覆う
心肺蘇生の基本(国立登山研修所の安全登山カードより) 1 確認 反応と普段どおりの呼吸を確かめる 2 通報 救助を呼ぶ 3 胸骨圧迫 胸の真ん中を約5cm、1分間に100〜120回 4 人工呼吸 できる人は圧迫30回ごとに2回(自信がなければ圧迫だけ)
心肺蘇生の基本(国立登山研修所の安全登山カードより)

手当の前に安全を確かめる

  • 落石や滑落の危険がない場所か
  • 手当する人自身が危なくないか
  • 必要なら、安全な場所へゆっくり移動させる

救助を呼ぶ判断

自分で歩けない、意識がおかしい、出血が止まらない、頭を強く打った、などのときは、ためらわずに救助を呼びます(山で救助を呼ぶには?110番と119番どっち?)。

講習で学ぶ

応急手当や心肺蘇生は、消防署や日本赤十字社などの講習で、実際に練習しながら学べます。山岳団体による、山での救急法の講習もあります(安全登山の講習会や勉強の方法は?)。

出典・参考:国立登山研修所「安全登山カード」(2026年11月時点で確認)

↑