山では救助が来るまで時間がかかるため、応急手当の基本を知っておくことが大切です。出血は清潔な布で傷口を直接押さえる(直接圧迫止血)、捻挫は冷やして固定、骨折が疑われるときは動かさないように固定します。意識がなく普段どおりの呼吸がないときは、救助を呼び、胸骨圧迫(心臓マッサージ)を続けます。
ケガ別の応急手当
| ケガ | 手当の基本 |
|---|---|
| 出血 | ハンカチやガーゼを当てて直接強く押さえる。血に直接触れないよう手袋やビニールを使う |
| 捻挫 | できるだけ冷やし、テーピングや三角巾・タオルで固定する |
| 骨折の疑い | 痛む所を動かさないよう、ストックやマットを添え木にして固定 |
| やけど | すぐに水で冷やす |
| 切り傷・すり傷 | 水で洗い、清潔なガーゼや絆創膏で覆う |
手当の前に安全を確かめる
- 落石や滑落の危険がない場所か
- 手当する人自身が危なくないか
- 必要なら、安全な場所へゆっくり移動させる
救助を呼ぶ判断
自分で歩けない、意識がおかしい、出血が止まらない、頭を強く打った、などのときは、ためらわずに救助を呼びます(山で救助を呼ぶには?110番と119番どっち?)。
講習で学ぶ
応急手当や心肺蘇生は、消防署や日本赤十字社などの講習で、実際に練習しながら学べます。山岳団体による、山での救急法の講習もあります(安全登山の講習会や勉強の方法は?)。
出典・参考:国立登山研修所「安全登山カード」(2026年11月時点で確認)