沢(谷)は、下るほど両側の斜面が急になり、滝やがけに行き当たって進めなくなることが多い地形です。疲れた状態で滝を下りようとして滑落したり、増水した沢に流されたりする事故が起きています。また、谷底は電波が届きにくく、上空や遠くから見つけにくいため、救助も遅れがちです。迷ったら、沢を下らず、来た道を戻るか、見通しのよい尾根の方へ向かうのが基本です。
沢が危険な理由
なぜ沢に迷い込んでしまうのか
- 下りで、正しい道(尾根)から外れ、踏み跡のような窪みをたどってしまう
- 「水の流れに沿って下れば里に出る」と思い込む
- 下りは楽に感じ、どんどん進んでしまう
迷い込みを防ぐ地図読み
- 下る前に、道が尾根を通るのか、谷を通るのかを地図で確かめる
- 尾根の道で、急に谷の地形(両側が高い)になったら道を外れたサイン
- 地図アプリで、こまめに現在地を確かめる(登山の地図アプリはどう準備する?オフラインで使える?)
- 「おかしい」と思ったら、すぐに登り返す
「上に戻る」のが大変でも
登り返すのは疲れますが、沢を下り続けて行き止まるより、ずっと安全です。迷ったと感じた時点で引き返せば、戻る距離も短くて済みます。
沢登りは、専門の装備と技術を使って沢を遡る登山で、道に迷って沢に入るのとはまったく別のものです(沢登りを始めるには?)。