Q.129安全・遭難対策

道に迷ったとき「沢を下りてはいけない」のはなぜ?

公開日  運営:登山の疑問100運営事務局

沢(谷)は、下るほど両側の斜面が急になり、滝やがけに行き当たって進めなくなることが多い地形です。疲れた状態で滝を下りようとして滑落したり、増水した沢に流されたりする事故が起きています。また、谷底は電波が届きにくく、上空や遠くから見つけにくいため、救助も遅れがちです。迷ったら、沢を下らず、来た道を戻るか、見通しのよい尾根の方へ向かうのが基本です。

沢が危険な理由

沢を下りると危ない理由 滝・がけ 突然行き止まる 滑落 濡れた岩や急斜面 増水 雨で水が急に増える 発見されにくい 電波が届かず見えにくい
沢を下りると危ない理由

なぜ沢に迷い込んでしまうのか

  • 下りで、正しい道(尾根)から外れ、踏み跡のような窪みをたどってしまう
  • 「水の流れに沿って下れば里に出る」と思い込む
  • 下りは楽に感じ、どんどん進んでしまう

迷い込みを防ぐ地図読み

  1. 下る前に、道が尾根を通るのか、谷を通るのかを地図で確かめる
  2. 尾根の道で、急に谷の地形(両側が高い)になったら道を外れたサイン
  3. 地図アプリで、こまめに現在地を確かめる(登山の地図アプリはどう準備する?オフラインで使える?)
  4. 「おかしい」と思ったら、すぐに登り返す

「上に戻る」のが大変でも

登り返すのは疲れますが、沢を下り続けて行き止まるより、ずっと安全です。迷ったと感じた時点で引き返せば、戻る距離も短くて済みます。

沢登りは、専門の装備と技術を使って沢を遡る登山で、道に迷って沢に入るのとはまったく別のものです(沢登りを始めるには?)。

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