転倒は、2025年の遭難者の19.2%を占め、道迷いに次いで多い原因です。疲れて足が上がらなくなる、濡れた岩や木の根で滑る、靴底がすり減っている、急いでいるときに起きやすくなります。こまめな休憩と補給、小股で足裏全体で着地する歩き方、ストック、合った靴、ふだんの体力づくりで防ぎましょう。
転ぶ原因
転倒を防ぐ5つの対策
- こまめな休憩と補給:疲れと集中力の低下を防ぐ(登山の休憩はどれくらいの間隔でとればいい?)
- 小股で足裏全体で着地:滑りにくく、バランスを崩しにくい
- ストックを使う:体を支える点を増やす(登山にストック(トレッキングポール)は必要?使い方は?)
- 靴の点検:靴底の溝、ひもの締め具合(登山靴の手入れと寿命は?靴底がはがれることはある?)
- 体力づくり:足を上げる力とバランス(登山のための体力づくり・トレーニングは何をすればいい?)
年代と転倒
年齢とともに筋力やバランスの力は落ちていきます。遭難者の多くが50代以上であることを考えると、ふだんからの筋力・バランスのトレーニングは、登山を長く続けるための大切な準備です(60代・70代から登山を始めても大丈夫?)。
転んだときに体を守る
- とっさに手をついて手首を痛めることがある。ザックを背負っているときは、横向きに倒れてお尻から着地するイメージを
- 転んだら、すぐに起き上がらず、痛む所がないか確かめる
- 頭を打ったときは、あとから具合が悪くなることもあるので注意する
「山頂まで登れたから大丈夫」と思っても、転倒の多くは疲れのたまる下りで起きます。下山前の休憩で、行動食をとってから下りましょう。
出典・参考:警察庁「令和7年における山岳遭難の概況等」(スポーツ庁 山岳遭難対策関係資料に収録)(2026年11月時点で確認)