Q.087歩き方・登山技術

濡れた岩や木の根で滑らないコツは?

公開日  運営:登山の疑問100運営事務局

滑らないための基本は、滑りやすい所に足を置かないことです。濡れた木の根、コケのついた岩、傾いた岩、濡れた木道、落ち葉の下の石は特に滑ります。どうしても足を置くときは、足裏全体で真上から体重をかけ、斜めに踏み込まないようにします。靴底の溝がすり減っていないかも確かめましょう。

滑りやすい場所と対処

場所滑る理由対処
濡れた木の根表面がつるつるまたいで避ける。踏むなら真上から
コケのついた岩水分と表面のぬめり乾いた岩や土を選ぶ
傾いた岩靴が斜めに滑る平らな所を探す
濡れた木道木の表面が滑る小股でゆっくり。ストックにはキャップ
落ち葉下に石や根が隠れている足で探りながら
ぬかるみ泥で靴底が埋まる端の固い所を選ぶ(植生を傷めない範囲で)
滑らない歩き方のポイント 真上から 足裏全体で体重をかける 小股で 重心を足の真上に 見て選ぶ 乾いた土や平らな石 支える ストックや手でバランス
滑らない歩き方のポイント

重心の置き方

滑るのが怖いと、体が後ろに傾きがちですが、重心が後ろにあると、かえって足が前に滑ります。重心を足の真上に置き、膝を軽く曲げるのがコツです。

靴底を確かめる

警察庁の統計では、2025年の遭難の原因の約2割が転倒でした。転倒は骨折や滑落につながることもあります。「ちょっと滑っただけ」を甘く見ず、滑りやすい道ではペースを落としましょう(登山中の転倒を防ぐには?なぜ転ぶ?)。

出典・参考:警察庁「令和7年における山岳遭難の概況等」(スポーツ庁 山岳遭難対策関係資料に収録)(2026年11月時点で確認)

↑