必須ではありませんが、長い下りで膝の負担を減らしたい人、バランスに不安がある人には、とても役立ちます。長さは、平地で持ったときに肘がほぼ直角になる長さが基本で、登りは少し短く、下りは少し長く調整します。岩場や鎖場では手を使うため、ストックはしまうのが原則です。
ストックが役立つ場面
- 長い下りで、膝や太ももの負担を減らす
- 濡れた道やぬかるみで、バランスを保つ
- 沢を渡るとき、足場を探りながら体を支える
- 重い荷物のテント泊で、体の揺れを抑える
1本と2本の違い
| 本数 | 向いている場面 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1本 | 日帰りの低山、手を空けたい場面 | すぐしまえる。片手が空く |
| 2本 | 長い下り、テント泊、膝に不安がある | 左右のバランスがよく、負担を分散 |
正しい使い方
- ストラップに手を下から通し、ストラップごとグリップを握る
- 登りは、体より少し前に軽くつく
- 下りは、足より先について体を支え、膝を曲げてゆっくり下りる
- ついた先が滑らないか確かめてから体重をかける
使わないほうがよい場面とマナー
- 岩場、鎖場、はしご(手が使えず危険)
- 混雑した道(後ろの人に当たる)
- 植生保護のための木道(先端にキャップをつける)
- すれ違いのときは、先端を下に向けて体の横で持つ
ストックに頼りすぎると、足の踏ん張る力が弱くなることもあります。体力づくりと合わせて、下りの歩き方そのものも身につけましょう(下りで膝が痛くならない歩き方は?転ばないコツは?)。