60代・70代から登山を始める人は多く、自分の体力に合った山を選び、ゆっくり経験を積めば、長く楽しめる趣味です。ただし、警察庁によると、2025年の山岳遭難者は70代が20.7%、60代が19.1%で、年代別で最も多い層です。持病の確認、転倒を防ぐ体づくりとストックの活用、無理のない計画が大切です。初めは、仲間や登山教室、ガイドと一緒に歩くと安心です。
年代別の遭難者の割合(2025年)
※警察庁「令和7年における山岳遭難の概況等」より、主な年代のみ。
60代・70代からの始め方
- かかりつけの医師に、登山をしてよいか相談する(持病がある人が登山するときの注意は?)
- 平地のウォーキングや階段で体力をつける(登山のための体力づくり・トレーニングは何をすればいい?)
- ケーブルカーのある低山や、短いコースから始める
- 登山教室や山の仲間、ガイドと一緒に歩く(山岳ガイドに頼むにはどうすればいい?、山岳会や登山サークルに入るメリットは?)
- 少しずつ距離や標高差を伸ばす
気をつけたいこと
| 注意点 | 対策 |
|---|---|
| 転倒・滑落 | 下りはゆっくり、ストックを使う(登山にストック(トレッキングポール)は必要?使い方は?、下りで膝が痛くならない歩き方は?転ばないコツは?) |
| 疲労 | コースタイムに余裕をみる。休憩を多めに(コースタイムとは?自分の足に合わせた読み方は?) |
| 持病 | 薬を多めに持つ。体調が悪い日は行かない(持病がある人が登山するときの注意は?) |
| ひざの痛み | ストックとサポーター。下りの歩き方(登山で膝が痛くなるのはなぜ?予防と対処は?) |
| 日没 | 早出早着を守る(登山は何時に出発するもの?早出が基本といわれる理由) |
若いころに登山の経験がある人ほど、昔の体力を基準に計画を立ててしまいがちです。今の体力に合わせて、コースタイムに余裕を持たせましょう。
長く山を楽しむために
- 毎年、体力の変化を確かめる(同じ山を同じコースで登ってみる)
- 山岳保険に入る(山岳保険には入るべき?どんな種類がある?)
- 登山計画書を出し、家族に行き先を伝える(登山計画書には何を書く?書き方のポイントは?)
50代から始める人向けの情報は50代から登山を始めるには?にまとめています。
出典・参考:警察庁「令和7年における山岳遭難の概況等」(スポーツ庁 山岳遭難対策関係資料に収録)(2026年11月時点で確認)