渡渉(としょう)は、増水しているときは渡らないのが第一の原則です。水の色がにごっている、流れが速い、ふだんより水かさが多いときは、膝下の深さでも足をすくわれることがあります。渡るときは、流れがゆるく浅い場所を選び、ストックで川底を探りながら、流れに向かってやや斜めに一歩ずつ進みます。
渡らないほうがよいサイン
渡る場所の選び方
- 川幅が広く、流れがゆるやかな所(浅いことが多い)
- 川底が見え、足場が安定している所
- 下流に滝や深い淵がない所
- 登山道の目印(ペンキ、テープ)が対岸にある所
渡り方のコツ
- ストックを上流側について、体を支える
- 流れに向かってやや斜め上流を向き、すり足で進む
- 濡れた石の上を飛び移るのは避ける(滑りやすい)
- ザックの腰ベルトとチェストストラップは外しておく人もいる(流されたときにザックを外せるように)
靴を濡らすかどうか
浅い沢なら、靴のまま渡ると足元が安定します。何度も渡渉があるコースでは、サンダルや沢靴に履き替える人もいます。濡れた靴下は替えを用意しましょう。
増水したら待つ
大雨のあとの増水は、数時間〜半日ほどで引くこともあります。無理に渡らず、安全な高い場所で水が引くのを待つか、引き返します(大雨のあと、沢沿いの道や渡渉は大丈夫?)。
沢沿いの道で雨が降りだしたら、増水する前に早めに渡りきるか、渡渉のない道へ変更しましょう。上流の雨で、晴れている下流でも急に水が増えることがあります。