地図読みの基本は等高線です。等高線は同じ高さの点を結んだ線で、線の間隔が狭いほど急な斜面、広いほどゆるい斜面です。等高線が高い方から低い方へ張り出している所は尾根、低い方から高い方へ食い込んでいる所は谷(沢)です。尾根と谷を見分けられると、道迷いの予防に大きく役立ちます。
等高線の基本
国土地理院の2万5千分の1地形図では、等高線は10mごとに引かれ、50mごとに太い線(計曲線)になっています。
尾根と谷を見分ける練習
- 地図で山頂の印を探す
- 山頂から外に向かって、等高線がどう張り出しているかを見る
- 張り出しを結んだ線が尾根、食い込みを結んだ線が谷
- 登山道が尾根を通っているか、谷を通っているかを確かめる
距離と縮尺
2万5千分の1の地図では、地図上の1cmが実際の250mです。ただし、地図上の距離は水平の距離なので、坂道では実際に歩く距離はもう少し長く、時間はそれ以上にかかります。
よく使う地図記号
- 三角点・標高点(山頂の高さ)
- がけ・岩の記号(危険な場所)
- 徒歩道(破線で示される道)
- 建物(山小屋)、水場(登山地図)
地図読みが役立つ場面
道を外れて谷へ下りてしまう道迷いが多いことは、警察庁の統計からもわかります。「今は尾根の上にいるはず」「この先で道は右の尾根へ曲がる」と地形で確認しながら歩くと、間違いにすぐ気づけます(道に迷ったとき「沢を下りてはいけない」のはなぜ?)。
出典・参考:国土地理院「地理院地図」(2026年11月時点で確認)