息が上がるのは、体が必要とする酸素に、呼吸が追いつかないペースで歩いているサインです。まず歩幅を小さくしてペースを落とし、息をしっかり吐くことを意識しましょう。吐ききると自然に深く吸えます。それでも苦しいときは、立ち止まって呼吸を整えます。胸の痛みや強い息苦しさがあるときは、無理をせず休んで下山を考えます。
息が上がる原因
- 歩き始めにペースが速すぎる
- 歩幅が大きく、一歩ごとの負担が大きい
- 急な登りが続く
- 標高が高く、空気が薄い(高所)
- 体力に対して荷物が重い
呼吸のコツ
- 「吸う」より「吐く」を意識する
- 歩みと呼吸のリズムを合わせる(たとえば2歩で吸い、2歩で吐く)
- 口と鼻の両方で呼吸してかまわない
- 肩の力を抜き、上半身をリラックスさせる
高い山での呼吸
標高が高い所では空気が薄く、低い山と同じペースでは息が上がりやすくなります。いつもよりゆっくり歩き、深い呼吸を意識しましょう。頭痛や吐き気がある場合は、高山病の可能性もあります(高山病はどれくらいの高さから?予防と対処は?)。
注意したい症状
次のような症状があるときは、ただの息切れではないかもしれません。
- 胸の痛みや締めつけ
- 休んでも息苦しさがおさまらない
- 動悸、冷や汗、めまい
持病がある人は特に注意し、すぐに休んで、必要なら救助を求めます(高血圧や心臓が心配な人は登山しても大丈夫?)。
登りで息が上がりやすい人は、ふだんから坂道や階段を歩くトレーニングをすると、心肺の力がつき、同じ山でも楽に登れるようになります(登山のための体力づくり・トレーニングは何をすればいい?)。