単独登山、人の少ない山、長い縦走、冬山などでは持つ価値が大きい装備です。国立登山研修所の安全登山カードでも、GPSや捜索用発信機の携帯と、山岳保険への加入が勧められています。会員制の発信機サービスは、遭難したときに捜索隊が電波で位置を探す仕組みで、早く見つかるほど、生存の可能性も救助の負担も小さくなります。
「見つけてもらう」ための道具
| 種類 | 仕組み | 特徴 |
|---|---|---|
| 会員制の捜索用発信機 | 小型の発信機の電波を、捜索隊が受信機で探す | 会費が必要。捜索の費用補償がついたものも |
| 衛星通信の端末・機能 | 圏外でも衛星経由でメッセージやSOSを送る | 対応する機種・契約が必要(圏外の山で連絡する方法は?衛星通信は使える?) |
| スマホの位置情報 | 電波があれば、通報時に位置を伝えられる | 圏外では使えない |
| 雪崩ビーコン | 雪に埋まった人を探す専用の機器 | 雪山の雪崩対策用(雪崩対策の装備(ビーコン・プローブ・ショベル)とは?) |
選ぶときの確認点
- 発信機の電池の持ち時間と、充電・交換の方法
- 年会費と、捜索費用の補償の有無・上限
- どの地域で捜索に対応しているか
- 家族が「発信機を持っている」と知っているか(通報時に伝えてもらう)
持っていても大切なこと
発信機は「見つけてもらう」ための道具で、遭難を防ぐ道具ではありません。また、通報されないと捜索は始まりません。登山届と家族への連絡とセットで使いましょう(家族には何を伝えておけばいい?下山連絡のルールは?)。
出典・参考:国立登山研修所「安全登山カード」(2026年11月時点で確認)