スマホの地図アプリがあっても、電池切れや故障に備えて持っておくと安心です。コンパスがあれば、地図の向きを実際の方角に合わせる(整置)ことができ、分岐での方向の確認や、霧で見通しが悪いときの進む方向の判断に役立ちます。使い方は、近所の公園などで何度か練習しておきましょう。
登山用コンパスの選び方
- 透明な板(プレート)つきで、地図に当てて使えるもの
- 回転する目盛り(リング)がついているもの
- 偏角の目盛り調整ができると便利
基本の使い方1:地図を整置する
地図の向きが実際の方角と合うと、「右に見える尾根が地図のこの尾根」というように、景色と地図を見比べられます。
基本の使い方2:進む方向を決める
- 地図上で現在地と目的地をコンパスの板の長辺で結ぶ
- リングを回して、リングの北の線を地図の北に合わせる
- 地図からコンパスを離し、体を回して磁針の北をリングの北に合わせる
- 板の矢印の方向が、進む方向です
偏角とは
コンパスの針が指す「磁北」は、地図の上の「真北」とずれています。日本ではおおむね西へ数度〜10度程度ずれ、場所によって違います。国土地理院の地形図には、その地域の偏角が書かれています。短い距離なら大きな問題になりにくいですが、霧の中で長い距離を進むときは偏角を考えます。
コンパスはスマホやスピーカーなど磁石を含む物の近くでは狂います。使うときは、スマホから少し離して持ちましょう。
出典・参考:国土地理院「地理院地図」(2026年11月時点で確認)