登山は「早出早着(はやでばやつき)」が基本です。夏の山は午後に雷雨になりやすく、秋冬は日が早く沈みます。疲れて歩く速さが落ちる下山の時間に余裕を残すため、日帰りなら遅くとも午後2〜3時には下山を終える計画を立て、そこから逆算して出発時刻を決めるのが一般的な考え方です。
早く出発したほうがよい4つの理由
- 天気:夏は日射で積乱雲が発達し、午後に雷雨になりやすい(山で雷にあったらどうする?どこに逃げればいい?)
- 日没:秋冬は日没が早く、山の中は平地より早く暗くなる
- 疲れ:下りは疲れがたまって転びやすく、時間もかかりがち
- 予備時間:道迷いやケガがあっても、明るいうちに対応できる
出発時刻の決め方(逆算)
例:コースタイム合計5時間、予備1時間、休憩1時間なら合計7時間。14時に下山するには朝7時に歩き始めます。登山口までの移動時間も計算に入れましょう。
季節と日没
日没の時刻は季節と場所で変わります。国立天文台の暦計算室などで、登る山に近い地点の日の入り時刻を調べておくと安心です。山の東側や谷あいは、日の入り前から暗くなります。
「何時までに山頂に着かなければ引き返す」という引き返し時刻も、出発前に決めておきましょう(引き返す判断の基準は?どこで決める?)。
山小屋泊の場合も、到着は午後早めが目安です。山小屋の多くは夕食時間が決まっているため、遅い到着は迷惑になるうえ、天候悪化にも巻き込まれやすくなります。