冬の冬型の気圧配置(西高東低)では、北西の季節風が日本海から湿った空気を運び、日本海側の山では大雪と強風、太平洋側では晴れて乾燥しやすくなります。一方、南岸低気圧が本州の南を通ると、ふだん雪の少ない関東などの太平洋側の山にも雪が降ることがあります。冬の登山では、この2つのパターンを知っておくと計画を立てやすくなります。
冬の2つの代表的なパターン
冬型が強いとき
- 等圧線が縦じまのように混み合うほど、季節風が強い
- 日本海側の山や、北アルプスの北部などは大雪や暴風雪になる
- 太平洋側の山も、稜線は強い北西の風が吹く
南岸低気圧のとき
- 関東などの低山でも、雪が積もり凍結することがある
- 低気圧が通過したあとは、冬型に変わって風が強まることが多い
- 雪の降った翌日の低山は、凍結した道で滑りやすい(冬に低い山なら登れる?冬の低山の注意点は?)
冬の登山計画の考え方
冬型が強まる予報のときは、日本海側の山を避け、太平洋側の晴れやすい山を選ぶのが一般的です。ただし、雪山の登山は専門の装備と技術が必要です(雪山登山を始めたい。何から始めればいい?)。
冬型が一時的にゆるむと晴れることがありますが、次の寒気が来ると急に荒れます。晴れ間だけを見て行動を延ばさないようにしましょう。