強風は、体があおられて転倒・滑落する危険と、体感温度が下がって低体温症になる危険の2つがあります。一般に、風速15m/s前後になると歩くのが難しくなり、20m/sを超えると立っているのも困難になるといわれます。稜線や岩場の多いコースでは、強風の予報が出ている日は計画を変えるか中止するのが安全です。
風速と体への影響の目安
| 風速の目安 | 山での影響 |
|---|---|
| 5m/s前後 | 体感温度が下がる。帽子が飛ばされることも |
| 10m/s前後 | 稜線で歩きにくい。休憩すると急に冷える |
| 15m/s前後 | まっすぐ歩けない。転倒の危険 |
| 20m/s以上 | 立っていられないことも。行動は危険 |
※当サイトが整理した目安です。地形や突風でも大きく変わります。
強風のときの歩き方
- 姿勢を低くし、足を広めに開いて安定させる
- 突風が来たら、しゃがんでやり過ごす
- がけの縁や、やせ尾根を避ける
- 帽子や手袋が飛ばされないよう、しっかり固定する
計画の判断
- 天気図で等圧線の間隔が狭い日は、風が強くなりやすい(登山に役立つ天気図の見方は?)
- 低気圧が通過したあとの「吹き返し」に注意(低気圧や前線が通過したあとは晴れて安全?)
- 稜線歩きが長いコースは、風の弱い日を選ぶ
- 樹林帯の中を歩くコースに変える
樹林帯では風が弱くても、森を抜けて稜線に出たとたん、立っていられないほどの風になることがあります。森を出る前に、防風着を着て、風の強さを確かめてから進みましょう。