凍傷は、強い寒さで皮膚や体の組織が凍ってしまうケガで、指先・足先・耳・鼻・頬などに起こりやすくなります。濡れた手袋や靴下、きつい靴、強い風が重なると起きやすいため、乾いた手袋と靴下の予備を持ち、肌を風にさらさないことが予防の基本です。感覚がなくなってきたら、すぐに温めます。重い凍傷が疑われるときは、下山して医療機関で治療を受ける必要があります。
凍傷になりやすい条件
予防のポイント
- 手袋は重ね、予備を必ず持つ(登山に手袋は必要?夏でも使う?)
- 靴下は乾いた物に替える。靴はきつすぎないものを
- 顔や耳は、目出し帽やネックゲイターで覆う
- 指先や足先を、ときどき動かして血行をよくする
- 行動食をとり、体の熱をつくる
初期のサイン
- 皮膚が白っぽく、または赤く変わる
- しびれ、ちくちくする痛み
- 感覚がなくなる
凍傷が疑われるときの対応
- 風の当たらない場所に移る
- 濡れた手袋や靴下を乾いた物に替える
- 自分の体温(脇の下やお腹)で温める
- こすらない(組織を傷めるおそれがある)
- 重い凍傷が疑われるときは、下山して医療機関へ
全身が冷えている(低体温症)ときは、そちらの手当てが優先です(低体温症は夏の山でもなる?症状と対処は?)。また、一度温めた部分がまた凍ると悪化するおそれがあるため、山の中での温め方は、講習などで学んでおきましょう。