低気圧や寒冷前線が通過すると、空は晴れて遠くの山まで見渡せる日になりやすい一方で、低気圧の後ろ側に入って北西の冷たい強い風が吹き、気温が急に下がることがよくあります。とくに稜線や山頂では、立っていられないほどの風や、季節外れの雪・凍結になることもあります。「晴れたから安全」とは考えず、風と寒さへの備えをしましょう。
通過後に起きやすいこと
計画で気をつけること
- 天気図で、等圧線の間隔が狭いままかを確かめる
- 山頂付近の風の予報を確かめる
- 前日より冷え込む前提で、防寒着と手袋を多めに
- 稜線歩きが長いコースは、風がおさまる午後や翌日に回す
季節ごとの注意
- 春・秋:アルプスでは、通過後に雪が降り、稜線が凍結することがある(秋の登山の服装は?紅葉の山で寒くない?)
- 冬:通過後は冬型の気圧配置になり、日本海側は大雪、稜線は暴風になりやすい(冬型の気圧配置や南岸低気圧は山にどう影響する?)
- 夏:通過後は湿度が下がり、さわやかな晴天になることが多いが、稜線の風に注意
「台風一過」や「前線通過後」の澄んだ晴天は、景色を楽しむには絶好の日です。風が強い時間帯を避けて、樹林帯の山や、風の当たりにくいコースを選ぶとよいでしょう。