観天望気(かんてんぼうき)は、雲の形や動き、風の変化から天気の移り変わりを予想する方法です。登山では特に、もくもくと高く伸びる雲(積乱雲になりかけ)、山頂にかかる笠雲やつるし雲(上空の強い風と湿った空気のサイン)、急に冷たい風が吹きだすなどのサインに注意します。予報と組み合わせて、崩れる前に行動しましょう。
天気の崩れのサイン
| サイン | 考えられること |
|---|---|
| もくもくと上に伸びる雲 | 積乱雲に発達し、雷雨になるおそれ |
| 山頂にかぶさる笠雲 | 上空が湿り、風が強い。天気が崩れる前兆とされる |
| 山の風下に浮かぶつるし雲 | 上空の強い風。稜線は強風のことがある |
| うろこ雲・すじ雲が広がる | 低気圧や前線が近づいていることがある |
| 急に冷たい風が吹きだす | 近くに積乱雲がある可能性 |
夏の積乱雲に注意
夏の山では、朝は晴れていても、昼前から雲がわき、午後に積乱雲が発達して雷雨になることがよくあります。もくもくと高く伸びる雲が近くの山にかかり始めたら、稜線を離れる準備をしましょう(山で雷にあったらどうする?どこに逃げればいい?)。
観天望気の注意点
- 観天望気は経験にもとづく目安で、必ず当たるわけではない
- 予報と組み合わせ、「予報が当たりそうか」を確かめるのに使う
- 雲の変化に気づいたら、早めに行動を変える
雲の写真を撮って、そのあとの天気と一緒に記録しておくと、自分なりの観天望気の目が育ちます。山小屋の人に、その山特有の天気のサインを聞くのもおすすめです。