転倒と滑落は、警察庁の統計で、道迷いに次いで多い遭難の態様です(2025年は転倒19.2%、滑落17.3%)。多くは、山頂に着いて気がゆるみ、疲れが出てくる下山中に起きます。ここでは、当サイトが構成した架空の例で、下山中の転倒がどのように起きるかを見てみましょう。
ケース:低山の下山中に転倒(架空)
※当サイトが統計と公的資料をもとに構成した例で、実在の事故ではありません。
遭難の態様(2025年)
※警察庁「令和7年における山岳遭難の概況等」より。
分かれ目ごとの正しい行動
| 場面 | 取るべき行動 |
|---|---|
| 山頂で遅れていた | 引き返す時刻を決めておき、時間内に下山を始める(引き返す判断の基準は?どこで決める?) |
| 下山を始める前 | 靴ひもを締め直す(登山靴のひもの結び方は?登りと下りで変える?) |
| 疲れを感じた | 短い休憩と行動食で、エネルギーを補う(行動食は何を持っていけばいい?) |
| 下りの歩き方 | 小さな歩幅で、ストックを使ってゆっくり(下りで膝が痛くならない歩き方は?転ばないコツは?、登山にストック(トレッキングポール)は必要?使い方は?) |
| 濡れた岩や木の根 | 足を置く場所を選び、体重を真上からかける(濡れた岩や木の根で滑らないコツは?) |
下山中に転倒が多い理由
- 疲れで足が上がらず、つまずきやすい
- 下りは体重がかかり、勢いがつく
- 山頂を過ぎて気がゆるむ
- 日没への焦りで急いでしまう(日没までに下山できそうにないときは?)
転倒して頭を打ったり、足首を痛めて歩けなくなったりすると、下山が遅れ、日没や低体温症の危険が重なります。けがをしたら、早めに救助を求めましょう(山で救助を呼ぶには?110番と119番どっち?)。
転倒と滑落の対策の全体は登山中の転倒を防ぐには?なぜ転ぶ?と滑落や転落を防ぐには?で紹介しています。
出典・参考:警察庁「令和7年における山岳遭難の概況等」(スポーツ庁 山岳遭難対策関係資料に収録)(2026年11月時点で確認)