日本の登山は、古くから山を神の宿る場所として信仰し、修行のために登る山岳信仰から始まりました。江戸時代には、播隆が槍ヶ岳を開山し、富士山には多くの人が信仰の登山に訪れました。明治時代になると、イギリス人宣教師のウォルター・ウェストンが日本アルプスを世界に紹介し、楽しみとしての近代登山が広がりました。1905年には日本山岳会が創立され、2016年には国民の祝日「山の日」が施行されています。
日本の登山の歴史の流れ
主なできごと
| 時代 | できごと |
|---|---|
| 古代〜中世 | 修験道など、山で修行する山岳信仰が広がる |
| 江戸時代 | 富士山への信仰の登山(富士講)が盛んになる。播隆が槍ヶ岳を開山(1828年) |
| 明治時代 | ウェストンが日本アルプスを紹介。1907年、陸地測量部の測量隊が剱岳に登る |
| 1905年 | 日本山岳会が創立される |
| 1964年 | 深田久弥『日本百名山』が出版される(日本百名山とは?) |
| 2016年 | 国民の祝日「山の日」(8月11日)が施行される(「山の日」はいつ?どんな日?) |
ウェストンと上高地
ウォルター・ウェストンは、明治時代に日本の山々を登り、その魅力を本で世界に伝えました。上高地には、ウェストンをたたえるレリーフがあり、毎年ウェストン祭が開かれています(上高地はどう楽しめばいい?)。
山岳信仰の山
- 富士山:信仰の対象として、世界文化遺産にも登録されている(富士山に登るにはどうすればいい?)
- 立山:古くから信仰の山として知られる(立山はどうやって登る?)
- 大峰山:修験道の山。今も女人禁制の区域がある(関西で人気の山は?)
- 御嶽山、白山、石鎚山など
山の歴史を知ってから登ると、山頂の祠や、登山道の石仏などに込められた思いが見えてきます。