Q.297ステップアップ・コラム

ケーススタディ:稜線で雷に遭ったらどうする?

公開日  運営:登山の疑問100運営事務局

夏の山では、午後に積乱雲が発達し、稜線で雷に遭う危険があります。雷は高い所に落ちやすく、稜線や山頂は特に危険です。ここでは、当サイトが気象庁の資料をもとに構成した架空の例で、雷の危険がどのように近づくかを見てみましょう。雷鳴が聞こえたら、すぐに稜線から離れて安全な場所へ避難することが大切です。

ケース:夏の稜線で(架空)

雷の危険が近づく流れ(架空の例) 1 朝 晴れ。予報では午後から大気が不安定 2 昼前 山の斜面に入道雲がわき始める 3 昼すぎ 遠くで雷鳴。「まだ遠い」と歩き続ける 4 急変 雲が頭上に広がり、雨と雷 5 危険 稜線で逃げ場がない
雷の危険が近づく流れ(架空の例)

※当サイトが気象庁の資料をもとに構成した例で、実在の事故ではありません。

分かれ目ごとの正しい行動

場面取るべき行動
出発前大気が不安定の予報なら、早出早着で午前中に稜線を抜ける(登山は何時に出発するもの?早出が基本といわれる理由)
入道雲がわいてきた稜線を歩く予定を見直し、山小屋に早めに入る(雲の形で天気の変化はわかる?観天望気とは?)
雷鳴が聞こえたすぐに稜線や山頂から離れ、安全な場所へ移動する
近くに建物がある山小屋などの建物の中に避難する
逃げ場がない姿勢を低くし、高い物から離れる

気象庁が示す雷から身を守る方法

  • 雷鳴が聞こえたら、雷が落ちる範囲にいると考える
  • 高い木の近くは危険。木の幹や枝から、少なくとも2m以上離れる
  • 木などの高い物の、てっぺんを45度以上の角度で見上げる範囲で、その物から4m以上離れた所が比較的安全とされる
  • 雷の活動がおさまってから20分以上たってから、安全な場所へ移動する

雷鳴が遠くでも「まだ大丈夫」と思わないでください。雷は、雷鳴が聞こえる範囲ならどこに落ちてもおかしくありません。

このケースから学ぶ準備

雷の対策の全体は山で雷にあったらどうする?どこに逃げればいい?で紹介しています。

出典・参考:気象庁「雷から身を守るには」、気象庁「雷ナウキャストの見方」(2026年11月時点で確認)

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