夏の山では、午後に積乱雲が発達し、稜線で雷に遭う危険があります。雷は高い所に落ちやすく、稜線や山頂は特に危険です。ここでは、当サイトが気象庁の資料をもとに構成した架空の例で、雷の危険がどのように近づくかを見てみましょう。雷鳴が聞こえたら、すぐに稜線から離れて安全な場所へ避難することが大切です。
ケース:夏の稜線で(架空)
※当サイトが気象庁の資料をもとに構成した例で、実在の事故ではありません。
分かれ目ごとの正しい行動
| 場面 | 取るべき行動 |
|---|---|
| 出発前 | 大気が不安定の予報なら、早出早着で午前中に稜線を抜ける(登山は何時に出発するもの?早出が基本といわれる理由) |
| 入道雲がわいてきた | 稜線を歩く予定を見直し、山小屋に早めに入る(雲の形で天気の変化はわかる?観天望気とは?) |
| 雷鳴が聞こえた | すぐに稜線や山頂から離れ、安全な場所へ移動する |
| 近くに建物がある | 山小屋などの建物の中に避難する |
| 逃げ場がない | 姿勢を低くし、高い物から離れる |
気象庁が示す雷から身を守る方法
- 雷鳴が聞こえたら、雷が落ちる範囲にいると考える
- 高い木の近くは危険。木の幹や枝から、少なくとも2m以上離れる
- 木などの高い物の、てっぺんを45度以上の角度で見上げる範囲で、その物から4m以上離れた所が比較的安全とされる
- 雷の活動がおさまってから20分以上たってから、安全な場所へ移動する
雷鳴が遠くでも「まだ大丈夫」と思わないでください。雷は、雷鳴が聞こえる範囲ならどこに落ちてもおかしくありません。
このケースから学ぶ準備
- 前日と当日の朝に、雷の予報を確認する(山の天気予報はどう見ればいい?平地の予報と何が違う?)
- 気象庁の雷ナウキャストなどで、雷の発生を確かめる(登山に使える天気予報のサイトやアプリは?)
- 午後の早い時間に、山小屋やテント場に着く計画にする
雷の対策の全体は山で雷にあったらどうする?どこに逃げればいい?で紹介しています。
出典・参考:気象庁「雷から身を守るには」、気象庁「雷ナウキャストの見方」(2026年11月時点で確認)