近年、ニホンジカが増えすぎて、高山植物や森の下草を食べ尽くしてしまう被害が各地で起きています。お花畑がなくなったり、下草が消えて土が流れ出し、斜面が崩れやすくなったりする問題があります。登山中に見かける植生保護柵は、シカから植物を守るための大切な設備です。柵の扉を通った後は、必ず閉めましょう。
シカの食害で起きること
登山者が目にする対策
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| 植生保護柵 | お花畑や森を柵で囲い、シカが入れないようにする |
| 捕獲 | 自治体などによる数の管理 |
| 調査 | シカの数や植生の変化を調べる |
登山者ができること
- 植生保護柵の扉は、通った後に必ず閉める
- 柵や設備を壊さない、乗り越えない
- 登山道を外れない(登山道の近道はしてもいい?)
- シカの目撃情報を、山小屋やビジターセンターに伝える
柵の扉を開けたままにすると、シカが中に入り、せっかく守った植物が食べられてしまいます。後ろの人が来るからと開けておかず、一人ずつ閉めましょう。
シカとヤマビル・マダニ
シカは、ヤマビルやマダニを体に付けて移動するため、シカが増えた地域ではヒルやマダニも増えていると言われています。シカの多い山では、ヒルやマダニの対策も忘れずに(山のヒルの対策は?、登山でマダニに刺されたらどうする?)。
南アルプスなどでは、山小屋や関係団体、ボランティアがお花畑を守る活動をしています。協力金や寄付で、こうした活動を応援することもできます(入山料や協力金は払うべき?)。