つづら折りの登山道をまっすぐ近道(ショートカット)するのはやめましょう。近道の跡は雨水の通り道になり、土が削られて登山道が崩れ、植物が失われていきます。また、近道の踏み跡は道迷いの原因にもなり、真下を歩く人への落石の危険もあります。決められた登山道を歩くことが、山と自分を守ることにつながります。
近道が山を壊すしくみ
近道の危険
- 道迷い:近道の踏み跡が正しい道に見えてしまう(踏み跡が薄い道や、廃道・バリエーションルートとは?、山で道に迷ったらどうする?)
- 落石:急斜面で石を落とし、下の人に当たるおそれ(落石を防ぐには?落ちてきたらどうする?)
- 転倒・滑落:急な斜面は滑りやすく、足を取られやすい
警察庁の統計では、遭難の態様で最も多いのは道迷いです。近道や踏み跡に入り込むことが、道迷いの入り口になることがあります。
ロープや柵の意味
登山道の脇に張られたロープや柵、木の枝を置いた場所は、「ここは入らないで」という合図です。植生の回復中や、崩れやすい場所であることが多いため、ロープの内側に入らないようにしましょう。
登山道を守る取り組み
多くの山では、山小屋の人や自治体、ボランティアが、登山道の補修や植生の回復に取り組んでいます。木道や階段は、そうした努力で作られたものです。登山道整備のボランティアや、協力金・寄付に参加するのも、山を守る一つの方法です(入山料や協力金は払うべき?)。
ぬかるんだ道を避けて脇を歩くと、道幅がどんどん広がってしまいます。泥の道は、スパッツを付けて真ん中を歩くのがよいとされています(スパッツ(ゲイター)は必要?どんなときに使う?)。
出典・参考:警察庁「令和7年における山岳遭難の概況等」(スポーツ庁 山岳遭難対策関係資料に収録)(2026年11月時点で確認)