Q.220マナー・ルール

登山道の近道はしてもいい?

公開日  運営:登山の疑問100運営事務局

つづら折りの登山道をまっすぐ近道(ショートカット)するのはやめましょう。近道の跡は雨水の通り道になり、土が削られて登山道が崩れ、植物が失われていきます。また、近道の踏み跡は道迷いの原因にもなり、真下を歩く人への落石の危険もあります。決められた登山道を歩くことが、山と自分を守ることにつながります。

近道が山を壊すしくみ

近道が山を壊す流れ 1 近道ができる 人が斜面をまっすぐ下る 2 植物がなくなる 踏まれて根が弱る 3 雨水が流れる 溝になって土が削られる 4 道が崩れる 登山道や斜面が崩壊
近道が山を壊す流れ

近道の危険

警察庁の統計では、遭難の態様で最も多いのは道迷いです。近道や踏み跡に入り込むことが、道迷いの入り口になることがあります。

ロープや柵の意味

登山道の脇に張られたロープや柵、木の枝を置いた場所は、「ここは入らないで」という合図です。植生の回復中や、崩れやすい場所であることが多いため、ロープの内側に入らないようにしましょう。

登山道を守る取り組み

多くの山では、山小屋の人や自治体、ボランティアが、登山道の補修や植生の回復に取り組んでいます。木道や階段は、そうした努力で作られたものです。登山道整備のボランティアや、協力金・寄付に参加するのも、山を守る一つの方法です(入山料や協力金は払うべき?)。

ぬかるんだ道を避けて脇を歩くと、道幅がどんどん広がってしまいます。泥の道は、スパッツを付けて真ん中を歩くのがよいとされています(スパッツ(ゲイター)は必要?どんなときに使う?)。

出典・参考:警察庁「令和7年における山岳遭難の概況等」(スポーツ庁 山岳遭難対策関係資料に収録)(2026年11月時点で確認)

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