警察庁によると、2025年の山岳遭難は3,122件、遭難者3,623人で、うち死者・行方不明者は332人でした。原因は道迷い(30.9%)、転倒(19.2%)、滑落(17.3%)の順で多く、疲労(9.8%)や病気(8.1%)も目立ちます。年代別では50代以上が多く、単独で登っていた遭難者は、死者・行方不明者になる割合が複数で登っていた人の約3倍でした。
2025年の山岳遭難の概要
| 項目 | 人数・件数 |
|---|---|
| 発生件数 | 3,122件 |
| 遭難者 | 3,623人 |
| 死者・行方不明者 | 332人(死者299人、行方不明者33人) |
| 負傷者 | 1,480人 |
| 無事救出 | 1,811人 |
原因(態様)別
最も多い道迷いは、地図と現在地の確認でかなり防げます(山で道に迷ったらどうする?)。転倒・滑落は、疲れがたまる下山中や、濡れた岩・木の根で起きやすくなります(下りで膝が痛くならない歩き方は?転ばないコツは?)。
年代別
50代以上の遭難者は全体の6割を超え、70代(20.7%)、60代(19.1%)、50代(17.3%)が多くなっています。一方で20代も11.8%あり、若いから安全とはいえません。
統計から見える対策
- 地図アプリと紙の地図で、こまめに現在地を確かめる
- 余裕のある計画にし、疲れた状態で下りない
- 単独を避ける。単独なら登山届と家族への連絡を必ず
- 体調の悪い日は登らない。持病のある人は主治医に相談
同じ統計で、山菜・きのこ採りの遭難者は235人(6.5%)でした。山菜採りでも、登山と同じ準備が必要です。
出典・参考:警察庁「令和7年における山岳遭難の概況等」(スポーツ庁 山岳遭難対策関係資料に収録)、nippon.com「2024年の山岳遭難2946件」(警察庁の概況を整理)(2026年11月時点で確認)