Q.001はじめての登山

登山とハイキング・トレッキングの違いは?

公開日  運営:登山の疑問100運営事務局

はっきりした線引きはありませんが、一般にハイキングは整備された道を気軽に歩く野外歩き、トレッキングは山麓や高原を何日も歩く旅、登山は山頂をめざして山道を登り下りする活動を指します。言葉より大事なのは「標高差」「道の状態」「天気が崩れたときの逃げ道」です。同じ山でも季節やコースで危険度は大きく変わるため、言葉ではなくコースの中身で準備を決めましょう。

3つの言葉のおおまかな違い

呼び方歩く場所標高差の目安主な装備
ハイキング公園、遊歩道、低山の整備道数十〜数百m歩きやすい靴、雨具、水
トレッキング山麓、高原、峠道(数日かけることも)コースによる登山靴、ザック、宿泊装備
登山山頂をめざす山道、岩場や雪道も数百〜2,000m以上登山靴、雨具、防寒着、地図、ライト

標高差は目安で、決まった定義ではありません。旅行会社やガイドブックごとに呼び方が違うこともよくあります。

山歩きの種類と特徴 ハイキング 整備された道を気軽に。日帰りが中心 低山登山 標高1,000m前後の山頂をめざす。初心者の入口 縦走 尾根づたいに複数の山頂をつないで歩く トレッキング 山麓や高原を数日かけて歩く旅 雪山登山 雪と氷の山。専門の装備と技術が必要 沢登り・岩登り 道のない谷や岩壁を技術で登る
山歩きの種類と特徴

「ハイキング」でも油断は禁物

警察庁の統計では、2025年の山岳遭難の目的別で多いのは登山ですが、ハイキングや山菜・きのこ採りでも遭難は起きています。整備された道でも、日没、雨、道の分岐、転倒は同じように起こります。ハイキングだからと雨具やライトを置いていくのは避けましょう。

どれから始めればいい?

  1. 舗装路や公園で2〜3時間歩いても疲れないか確かめる
  2. 標高差300〜500m、往復3〜4時間ほどの低山で「山道」に慣れる
  3. 慣れたら標高差800m前後、歩行6時間前後の山に進む
  4. 山小屋泊やアルプスは、日帰りで体力と装備に自信がついてから

最初の山の選び方ははじめての登山はどの山がいい?初心者向けの山の選び方、必要な装備は登山をはじめるのに最低限必要なものは?でくわしく紹介しています。

迷ったら「ガイドブックやアプリで初級とされ、山頂まで標高差500m以内、下山が明るいうちに終わるコース」から始めると失敗しにくくなります。

出典・参考:警察庁「令和7年における山岳遭難の概況等」(スポーツ庁 山岳遭難対策関係資料に収録)(2026年11月時点で確認)

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