Q.023山選び・計画・登山届

登山届はどこに出す?提出は義務?

公開日  運営:登山の疑問100運営事務局

登山届は、①オンライン(日本山岳ガイド協会が運営する「コンパス」や登山アプリ)、②登山口の登山届ポスト、③登山する山を管轄する警察署(郵送・メール・窓口など)に出す方法があります。多くの山では任意ですが、長野県の指定登山道など、条例で届出が義務の山域もあります。提出したうえで、家族にも同じ内容を伝えることが大切です。

提出の方法

登山届の出し方 オンライン コンパスなどで作成・提出。家族と共有も 登山口のポスト 紙に書いて投函 警察署 管轄の警察へ郵送やメールなど 家族・職場 必ず同じ内容を伝える
登山届の出し方

「コンパス」は全国の山域に対応したオンライン登山計画(届)システムで、山梨県は「登録した計画を仲間や家族と共有でき、噴火や大量遭難などのときに県や県警が情報を共有して、捜索・救助に活用される」と案内しています。アプリには、日帰り相当のハイキングなどで使える簡易申請もあります。

条例で届出が義務の例:長野県

長野県登山安全条例では、遭難のおそれが高い山の登山道を指定登山道とし、そこを通る登山者に登山計画書の届出を求めています(届出の規定は2016年7月1日施行)。

  • 指定登山口から入らなくても、指定登山道の一部を通るなら届出が必要
  • 県外から越境して県内の山頂に登る場合も対象になりうる
  • 指定は見直されることがある(最新は2025年3月の変更)

ほかにも、岐阜県や群馬県(谷川岳)など、条例で届出を求めている地域があります。行く山の都道府県の最新情報を確認しましょう。

提出するメリット

  • 遭難したとき、捜索範囲を絞り込める
  • 家族が「どこを探してもらえばいいか」を説明できる
  • 計画を作る過程で危険に気づける

下山したら

オンラインで出した場合は下山の報告をします。家族にも下山したことを必ず連絡しましょう。報告を忘れると、無用な捜索につながるおそれがあります。

登山届は「出したら安心」ではありません。届は捜索の手がかりであり、遭難そのものを防ぐのは、計画どおりに歩き、無理なら引き返す判断です。

出典・参考:長野県「長野県登山安全条例」、山梨県「登山届『コンパス』」、日本山岳ガイド協会「山と自然ネットワーク コンパス」(2026年11月時点で確認)

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